『山東京伝全集』 第18巻 発行

●今日、『山東京伝全集』 第18巻が届いた。この全集は、全20巻であるが、12冊まで刊行されて、3年間ほど途絶えていた。この18巻は、2012年12月30日発行、「洒落本」で棚橋正博氏の担当、632ページの大冊である。このような地味ではあるが、国の文化的財産ともいうべき出版を継続することは、大変意義がある仕事である。担当者・出版社に対して感謝申し上げる。

東京堂出版の『仮名草子集成』は、全70巻で、現在、第49巻が進行中である。この企画も遠大な計画で、担当者も出版社も、様々な困難を克服して、完結という大きな目標に向かって推進している。この集成の編集担当者からの、昨年の年賀状には、私と初めて会ってから、40年が経過しました、とあった。駆け出しの私を朝倉先生が引き立てて下さった。その時の編集担当者は、今、社長という重責を担う、松林孝至氏である。この『仮名草子集成』の歴代担当者は、松林氏、西氏、菅原氏である。有難い方々である。

■『山東京伝全集』 第18巻