アマゾンのキンドル 日本の電子書籍に参入

朝日新聞デジタルによると、アメリカのアマゾンの電子書籍端末、キンドルを日本で販売し始めた。
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
 インターネット通販大手の米アマゾンが、日本での電子書籍事業に参入する。25日から販売サイト「キンドルストア」で5万点以上の日本語書籍の販売を始め、11月から販売する自社製電子書籍端末「キンドル」の予約は24日から受け付ける。米国で電子書籍ブームをつくったアマゾンの上陸で、国内市場の活性化につながるかどうかが注目される。
 講談社小学館、角川グループ、新潮社、文芸春秋などの大手出版社がアマゾンに書籍を提供することで合意した。キンドルのほか、スマートフォンタブレット、パソコンで読める。
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
●また、キンドルアイパッドの読み比べの様子もアップされた。記事は長いので、一部を紹介する。
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
Kindleストア」をキンドル・ペーパーホワイト、iPad、ネクサス7で試してみた!
[文]林 智彦  [掲載]2012年10月26日

 10月25日、アマゾン・ジャパンは電子書籍サービス「キンドル」を日本で開始した。アマゾン・ジャパンのサイト内に「Kindleストア」が設けられ、一般的なモバイル端末用OS(基本ソフト)であるiOS/アンドロイドに対応した端末(スマートフォンタブレット端末)向けの閲覧用アプリが、日本語に対応した。
 日本語の書籍に対応した電子書籍リーダー「キンドル・ペーパーホワイト(無線LANモデルと無線LAN+3G通信付きモデル)」やタブレットキンドル・ファイアHD」「キンドル・ファイア」の発売は11月以降になる。しかしアプリが日本語に対応したことにより、電子書籍リーダーがなくてもKindleストアで日本語の電子書籍を購入して、iPhoneやギャラクシーなどのスマートフォンや、iPadやネクサス7のようなタブレット端末で読むことができるようになった。
 Kindleストアの使い勝手や電子書籍の読みやすさを、一足先に米国で購入した「ペーパーホワイト」(無線LANモデル)とiOS/アンドロイドタブレット端末で試してみた。
キンドル・ペーパーホワイトで買って読む
 まずは「キンドル・ペーパーホワイト」(以下、ペーパーホワイト)で「Kindleストア」の設定をする。事前にアマゾン・ジャパンに入会していれば、ホーム画面の「設定」→「登録」画面から、機器を登録(アマゾンIDとパスワード)し、メーン画面(写真1)のショッピングカートボタンを押すだけで、Kindleストアが利用ができる。
 画面の構成は、アマゾンでの買い物に慣れたユーザーであれば、すぐに理解できる。紙版を電子化した本であれば、紙版についたユーザーレビューも読めるので、それだけでも楽しい。書籍サンプルを読んでから購入を検討することもでき、書名などの検索の日本語入力も、かなり快適なレベルだった。
 電子書籍リーダーは米国では「文字の大きさを自由に変えられるから」という理由で、特に視力に不安を持つ年長世代に好まれている。ペーパーホワイトは両指による「ピンチイン・ピンチアウト」操作で簡単に文字の大きさを変えられる。また余白の大きさも、上下方向だけであるが自由に変えられる。これらは楽天の「コボ タッチ」やソニーの「リーダー」にはない機能だ。書体の種類は、明朝体とゴシック体から選べる。
 アマゾンが特許を持つ「ワンクリック」による購入も簡単だ。ボタンを一回押すだけで、購入手続きが完了する。「コボ タッチ」の場合は完了までに確認画面が現れるし、「リーダー」などのストアでは、さらに複雑な手順が必要だ。
 ただし、前モデルまでのキンドル端末では、購入と同時に書籍のダウンロードが自動的に始まったが、ペーパーホワイト(無線LANモデル)では「同期してアイテムをチェック」を実行しないと、ダウンロードされない場合があった。
 表示品質は別の記事で指摘したように、現状ではやや不満がある。「く」「た」「も」「い」「し」「る」が中心からずれており、行頭のカギカッコが必ず半角になってしまう。
 ただし、日本で発売されるペーパーホワイトは、海外版とは別のフォントを備える可能性もある。アマゾンのCEO、ジェフ・ベゾス氏はアマゾン・ジャパンのサイトに掲出されたキンドルの紹介文の中で、日本語フォントについて「丁寧につくりこんだ」と説明している。現在のアマゾン・ジャパンのサイトの写真などを見ると、米国版と同じフォントにも見えるが、日本発売時には改善されているかもしれない。

iPadで読んでみる     (省略)
■ネクサス7で読んでみる  (省略)

■使いこなしたいならペーパーホワイト
 現段階での使い勝手や機能のよさは、ペーパーホワイト>アンドロイド版アプリ>iOS版アプリの順になる。特にKindleストアに直接リンクしていないiOS版アプリは、ほぼ「閲覧専用」で、利便性はかなり落ちる。
 電子書籍をバリバリ使いこなしたいなら、やはり専用端末であるペーパーホワイトを買うべきだろう。まずはキンドルのサービスを体験してみたい、専用端末を買うかどうかは後で決めたいという場合は、アンドロイドのタブレットスマートフォン(アンドロイド版の場合、スマートフォンでもほぼ同じ機能を実現している)で試してみる、という手もある。
 どういう選択をするか悩ましいところだが、そういう悩みも、様々なデバイスに対応している電子書籍サービスの醍醐味でもある。 じっくり選んで楽しみたい。
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
●ということである。私は、ソニーのリーダーも使用していないが、ネット上で、キンドルのペーパーホワイトがかなり良いように思う。電子書籍専用端末として、どの機種が読みやすいか、今後、注目してゆきたい。

キンドル・ペーパーホワイトとiPadとネクサス7の比較