カメラの値段

●先日、ソニーミノルタ)のコンバクトカメラ、DSC−RX1が、レンズ交換もできないのに、25万円というので、オヤっ と思った。どうなっているのだ。今日の朝日新聞で、「カメラ混戦 価格のフシギ」を特集している。これまでは、コンパクトは安くて、レンズ交換が出来ない。一眼レフも、アマ用の普及機、プロ用の最高級機、となっていた。
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●カメラ、価格帯すみ分け崩壊 スマホに押され機種多様化
カメラの価格はジャンルの垣根を越えつつある
ソニーの「サイバーショット DSC―RX1」。想定価格は税込み25万円=ソニー提供
 25万円のコンパクトカメラに、10万円を切る一眼レフ――。カメラ業界で、これまでの常識を覆す価格の商品が次々に登場している。いったいなぜ?
 コンパクトカメラはスマートフォン(多機能携帯電話)に市場を奪われ、2011年の売り上げは全世界で前年比2割減った。「持ち運びやすく、手軽に撮影できる」という特徴が重なるうえ、スマホなら撮った写真をすぐにネット上で友人らと共有できる。高性能化は「カメラにしか出来ないこと」を強化してスマホに対抗するためだ。
 一方、高性能化したコンパクトと市場が重なるミラーレス一眼や一眼レフは、カメラを初めて買うような初心者をコンパクトから奪い取ろうともくろむ。
 ニコンが今春売り出した一眼レフ「D3200」は、想定価格8万5千円(レンズは別売り)の安さでヒットし、「低価格一眼」の流れを作った。
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 コンパクトと一眼レフの中間的な存在だったミラーレス一眼も、低価格帯を狙う。
 ペンタックスリコーイメージングが10月に発売する世界最小のミラーレス一眼「ペンタックスQ10」はコンパクトの上位機種を意識し、想定価格がレンズ込みで5万円。オリンパスが10月に売り出す「PEN Lite E―PL5」は13万円の最上位機種と画質は変えず、女性向けの機能に特化することで想定価格をレンズ込みで8万円に抑えた。
 コンパクトで初心者を取り込み、高価な一眼へステップアップさせる――。そんなカメラメーカーのビジネスモデルが、スマホの躍進をきっかけに崩れ去った格好。消費者にとってはジャンルにとらわれず自分にぴったりの1台を選ぶ楽しみが広がりそうだ。(福山亜希)
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●私のカメラ時代は終り、カメラも電子機器となって、各メーカーは、この時代の流れに乗って変化して行くのだろう。
朝日新聞 9月25日

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