わが 末広会

山梨日日新聞の「同級会」の欄へ投稿していたものが、9月8日の紙面に掲載された。私達は、昭和23年3月に、山梨県原村立原小学校を卒業した。第二次世界大戦の影響で、疎開していた友達もいた。卒業生は62人であった。残念ながら、このうち、17名が御他界なされた。16名だったけれど、この原稿を投稿した後に、石井君が亡くなられたのである。

●小学5年の担任は、石田須磨子先生。小学6年の担任は、赤井三男先生。お二人は、その後、結婚され、東京で長年、教育に御尽力なさった。三男先生は、今年の春の叙勲で表彰された。このように立派な先生に、5年生、6年生の御指導を頂いた私達は幸せであった。

●小学校卒業後26年経った、昭和49年10月、東京の向ケ丘遊園で、赤井先生御夫妻を囲んで、同級生が一堂に会した。そこには、今は亡き友、加藤浩君、佐野輝正君、市川泰英君、樋川司君、望月親之君、望月光弥君、石井薫君、坂田千恵子さん、の姿もあった。この時、私達の会を「末広会」と決め、それからは、ほぼ、毎年集ってきた。

●私達は、今年、喜寿を迎えた。せめて80歳までは、この末広会を開催して、故郷の下部温泉石和温泉で語り合いたいものと思う。

■原小学校卒業記念

山梨日日新聞、2012年9月8日

山梨日日新聞、ウェブ版「同級会」欄