電子書籍端末に 楽天 参入

●今日の朝日新聞によると、楽天が7月末に、電子書籍端末を発売するという。楽天が市場投入するのは「コボタッチ」というらしい。楽天の自社端末「コボタッチ」の販売価格は同機能の先行機種よりも安い1万円前後を予定しているという。「楽天市場」だけでなく、家電量販店などでも販売する。安い値段の端末を普及させ、市場全体の急速な拡大を狙うらしい。

●コボタッチは、1月に買収したカナダのコボ社の端末。世界標準になりつつある「EPUB(イーパブ)」というデータ形式を日本で初めて全面採用する。表示画面には白黒の電子ペーパー「Eインク」を使う。コボ社の端末はカナダや米国など9カ国で販売しており、日本が10カ国目。三木谷浩史社長は「日本企業として負けられない」と言う。
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 ――紙と電子のすみ分けは可能でしょうか?   という記者の質問に対して、
 三木谷社長は、
 学術書など、100%の本が電子化することはないし、電子ではない部分は残る。また、立ち読みが出来る本屋さんの価値も大きい。本屋さんの店頭で電子書籍をダウンロードでき、売り上げの一部をバックするなど、本屋さんや紙の世界と共存共栄できる仕組みも考えていきたい。
(聞き手・竹端直樹)
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朝日新聞 6月21日