雪中の墓参

●昨日、教え子のNさんから封書が届いた。過日、新大久保の鈴木重嶺のお墓にお参りしました、その時、携帯で撮った写真を送ります。何と雪景色のお墓の写真である。2月29日にお参りして下さったという。有り難いことである。

鈴木重嶺の研究を始めたのは、御子孫の松本誠先生が御他界なされたのがきっかけである。先生の奥様から、伝来の貴重な重嶺関係資料が昭和女子大に寄贈された。それならば、何とか重嶺のことを後世に伝えたい、そう思って、顕彰会を創設して、全龍寺のお墓にも標識を建てた。法政大学名誉教授・村上直先生と佐渡市教育委員会の了解を頂いて連名で建てた。新宿区の教育委員会にも史跡指定の申請を出したが、これは、未だに認可されない。

●こんなことをして、鈴木重嶺の事績を後世に伝えたいと思うのだが、なかなか、墓参にも行けない日々で、申し訳ないと思う。Nさんからの便りを頂いて、少しホッとして、感謝の思いがわいてくる。

■雪の日の鈴木重嶺のお墓