富士川舟下り 25日 体験乗船

●今日の、読売新聞の報道によると、25日、富士川下りの体験乗船が行われたという。写真も掲載されている。この企画は、山梨県立峡南高校のOB、7人が立案して、郷里の復活を目的に努力を重ねてきたものである。私は、県立身延高校へ行く前、短期間、峡南高校で学んだ経験がある。嬉しいことをしてくれたと、感謝している。

●読売新聞 4月25日 の記事は、次の通り。
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富士川船運 復活
地元有志、観光向けに来月から


富士川舟下り」を楽しむ体験乗船者(25日午後) 江戸時代初期から300年以上続き、1900年代初頭に運航されなくなった富士川舟運が5月、観光船の「富士川下り」として約100年ぶりに復活する。地元有志が2009年から準備を重ねてきた。25日には地元の富士川市川三郷、身延各町の関係者や船頭の家族らが川下りを体験した=写真=。

 川下り復活に取り組んできたのは、身延町の県立峡南高校OBら7人を中心とする「富士川下り研究会」。「地域おこしに貢献したい」と、09年11月に会を発足させ、11年7月には、身延町に株式会社「富士川舟運」を設立した。和船3隻を購入、船頭6人に約1年半の訓練を積ませて復活にこぎ着けた。

 富士川舟運の深沢勝取締役(69)は「『少しでも地域のためになれば』と思ってやってきた。これからが勝負」と意気込んでいた。川下りを体験した富士川町の志村学町長は「いつも国道52号から富士川を見ていたが、川の中から見る景色は違う美しさがあった」と満足そうだった。

 「富士川下り」は、富士川町鹿島を出発し、身延町西嶋までの約5キロを40分ほどで下る。下船後は出発地点まで車で送ってもらえる。36人乗りで、船首に乗った船頭の「舳(へ)乗り」が水をかき、船尾の「艫(とも)乗り」が進行方向を定める。

 船頭からは、富士川沿いの見所説明なども受けられ、日本三大急流として知られる富士川らしく、しぶきを上げながら突き進むスピード感も楽しめる。船着き場などの整備を進め、5月の中旬から運航を始める予定。

 料金は大人2200円、小学生以下1000円(休日別料金)。問い合わせは富士川舟運((電)0556・27・0194)へ。

富士川舟運 江戸幕府に納められる甲州や信州などの年貢米を、駿河東海道に運搬するために使われた。明治時代には交通手段としても利用され、最盛期には1日約800隻が通行したという。しかし、1903年の中央線(新宿―韮崎)開通、1928年の身延線甲府―富士)開通などの影で衰退していった。

(2012年4月26日 読売新聞)
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■読売新聞 4月25日

■体験乗船

■乗船地 鹿島橋 付近

■途中の富士川

■到着地 身延町西島 なかとみ和紙の里 付近