訂正

●今日の「天声人語」は、「書いた記事の訂正は記者の痛恨事」から始まる。訂正の訂正は、恥の上塗りであると進み、田中防衛相の国会答弁、前任者の轍を律儀に踏む・・・。さらに沖縄防衛局長も「訂正の訂正」が必要か、と。誠に同感である。

●我が身を振り返っても、「書いた記事の訂正」は少なくない。これを軽く受け止めてはまずい。まさに痛恨事である。1つは、如儡子菩提寺松岡寺の宗派、臨済宗妙心寺派を誤記して、郡山の田中氏に指摘された。1つは、越後と出羽の境界にある「鼠ケ関」を誤った。さらに、佐渡での講演の折は、配布資料の人名の誤記が多く、お話が終ると同時に、3名の方から訂正を求められた。穴があったら入りたい気持ちで一杯であった。横山重先生は、事実をツブツブと書きなさい。事実を正確に書き残せば、それは役立つものとなる。と申されたが、私のミスは少なくない。今も、何かと書いているが、誤記は少なくしなければならない。

■2月2日 「天声人語