電子書籍 加速

●今日の朝日新聞や文化通信の情報によると、電子書籍の、電子ブックリーダー・アイパッドスマートフォンなど、新端末向けの売上げが急伸しているという。これまでは、内容も、コミックやアダルト系が主力で携帯電話向けが多かったが、新端末では、文芸ものやビジネス書が中心となってきているという。いわゆる、本の書籍に対して、電子書籍が、本格的に浸透し始めているとも言えるだろう。さらにアメリカのアマゾンのキンドルの日本発売も近い。本の内容も充実するだろう。

●新潮社は、著者の許可が得られれば、原則として、紙の本が出た半年後には、電子化するという。他の出版社も追随するのは明らかで、今後の出版界は電子書籍抜きでは考えられなくなるだろう。紙の本にこだわる論調もあるが、活版印刷からオフセットに移行した時よりも急激に電子書籍の波は押し寄せるものと思われる。

●それにしても、日本のパソコン教育は遅れている。6月29日付の朝日新聞によれば、世界各国の15歳のデジタル読解力は、参加19ヶ国の中で、第4位だったらしい。1位韓国、2位ニュージランド、3位オーストラリア、そして日本。しかも、授業でのパソコン使用の割合は最下位だという。このことは、以前にも問題にしたが、もっともっと、パソコンを教育の現場に投入すべきである、私は、そのように思う。

朝日新聞 7月7日

朝日新聞 6月29日