『井関隆子日記』、明治大学入試に出題

●今日、菊池真一先生から『明治大学 国際日本学部 2010年版』(大学入試シリーズ345、教学社発行)を頂いた。明治大学 国際日本学部の2008年度の入試問題に、『井関隆子日記』が出題されていたことを、知らせて下さった。有り難いことである。これで、大学入試センター試験(1999)、明治大学入試(2008)、京都大学入試(2011)、と大学入試に3回出題された事になる。40年前に下した私の評価は、マズマズだったことになるのかナ。

明治大学の入試に採用されたのは、天保12年8月15日の条である。早速、原本と対校して見たが、私の校訂にミスはなかった。ホッとしている。

■「十五日 打はへ雲たてど雨ふらず、夜べもくまなくはれぬものから月影あはれなるほどなりき。こよひはいかにらむ、今朝すずろ寒きにここの人々とうまうのぼれり。たかびらどもさむ気に見ゆ。夕付て例のもちひ里ついもなど月のたむけにさら也、神々のみまへにも大みきにとり添て奉り、人々打つどひいはふ。あるじ御とのゐなれば、あすの夜さかづきはとらむとて、けふは我わたくしに気しき斗ものす。・・・(以下、略)」

★詳細 → http://www.ksskbg.com/takako/index.html

■『明治大学 国際日本学部 2010年版』

■『井関隆子日記』天保12年8月15日の出題部分