紀伊国屋書店・Book Web Plus

紀伊国屋書店が、今秋、iPoen&iPad で本と電子書籍の販売をスタートさせるという。店舗を持つ書店としては国内初の試みである。他の大手書店も追随するらしく、電子書籍の普及が一気に加速することになりそうである。結構なことだ。私は、このところ、新刊書籍は、紀伊国屋書店ブックウェブを利用しているので、楽しみである。

朝日新聞によると、紀伊国屋書店のBook Web Plusは、約1200タイトルを揃え、1年以内に3万タイトルに増やす。紙の本は約80万タイトルを準備するという。当面はアップル社のアイパッドとアイフォーン向けで、ユーザーは、ソフト配信サイト「アップストア」から無料で入手できる専用アプリを通して購入する、という。オープン時点では、光文社約600タイトル、講談社約330タイトルを販売し、角川書店などが参加するという。

●アマゾン社のキンドル日本版が来年発売されるというし、この秋から来年へかけての展開が楽しみである。私にとっては、発売タイトルの内容が問題であるにしても、このような動きは、出版文化にとって刺激的で、紆余曲折はあるにしても、いずれは出版文化の発展につながるだろう。

朝日新聞 11月5日

紀伊国屋書店・Book Web Plus