如儡子・斎藤親盛の伝記研究

●歴史上の人物の伝記研究は極めて重要である。我々人間は、天文学的時間に対して極めて儚い、泡沫の如き存在である。しかし、その短く、儚い生命を自らの信念に従って、その生を全うした人間は、少なくない。その、歴史上の取り得のある人物の生涯を追い、これを定着したいという欲求もまた自然の衝動と言えるだろう。

●私は、大学3年の時、仮名草子の『可笑紀』という作品を読んで、その批判精神に貫かれた姿勢に衝撃を受けた。以来、「如儡子」というペンネームを持つ人物の生涯を追ってきた。私の一生を懸けて、この作品とその作者を解明したい、そう思った。それ位、価値のある作品であり、人物だと思った。全ては、大学3年の時に決った。

●今度、『斎藤親盛(如儡子)伝記資料』という小冊子を纏めた。過去20年間の調査結果の中間報告である。まだまだ、調べたい事は山ほどある。しかし、私も、もう年齢の限界に近づいている。そんな思いで纏めることにした。

★『斎藤親盛(如儡子)伝記資料』→http://www.ksskbg.com/kanabun/shin.htm

■『斎藤親盛(如儡子)伝記資料』

■斎藤筑後守・広盛の年貢皆済状

■酒田筑後町の古地図

■斎藤家の墓所

■斎藤家の過去帳・位牌