8月は 天才 辻井伸行 で始まる

●今日から8月である。我が家の8月は、庭掃除でもなく、慶長17年の吹浦大物忌神社の棟札でもなく、天才ピアニスト・辻井伸行から始まった。先日、朝日新聞の広告で、8月8日、夜9時、BS朝日で「世界の辻井伸行―奇跡の扉を開いた10年の軌跡」を知って、妻に告げたところ、妻は、絶対に見るので、広告を拡大コピーしてくれと言う。家の2箇所に掲示して、その時間を待つという。妻は、小学生の頃からピアノを習い始めた。私は、全く弾けない。しかし、辻井氏のニュース・報道を見て、妻も私も、この天才ピアニストに大きな感動と尊敬の想いを持つ。

全盲でこの世に生を享けた子供に対する、母親・父親の愛。幼児期から指導されたピアノの先生方、多くの才能を引き出してくれた音楽家たち、類稀な才能を持って生れた、ピアニストに惜しみない拍手を贈ってくれる聴衆の皆さん。妻も私も、テレビは全て見ている。音楽会のチケットは、当分、手に入らないだろう。

●妻は、8月8日、夜9時、好きなお酒も遠慮して、テレビの前に座る、と言っている。

■「世界の辻井伸行―奇跡の扉を開いた10年の軌跡」
2010年8月8日 夜9時 BS朝日