今日の話題 2題

●今日の新聞で、注意すべき話題が2つあった。普天間米軍基地の移転先問題でもなく、高速道路料金の小沢・前原バトルでもなく、事業仕分け第2弾でもない。これらは、政治家やマスコミに頑張ってもらえばよい。私は、大学時代には、学生運動にも少しはタッチし、経済学科の友達と、宗教問題研究会を立ち上げて、1年間ほど活動したが、以後、政治活動と宗教問題には、深入りしない事にしている。

●今日の朝日新聞の記事で、まず注意したのは、「さよなら フロッピー」である。フロッピーの最大手ソニーが来春販売を終了するという。雑誌にしろ書籍にしろ、原稿は全てパソコンゆえ、その保存は、現在のところ、ハードディスク・フロッピー・USBメモリーを利用している。3.5インチのフロッピーディスクは、容量的にもちょうど良く、値段も1枚100円以下で、印刷所などへの送稿には、これを主体にしている。菊池先生とも相談したが、今後は、USB.CD−R.DVD−Rなどを使う事になる。注意したいと思う。

●2つ目の話題は、23日、文化審議会国語分科会は「改定常用漢字表」の答申素案を承認したという。6月の文化審議会総会で最終決定し、文部科学相へ答申し、年末までに内閣告示されるとのことである。国語辞典や用字用語辞典を出している出版社は、今、大車輪で改訂作業を進め、告示と同時に発売するだろう。来年度から新しい辞典で学ぶことになる。

●29年振りに改定される常用漢字は、現在の1945字から5字を減らし、196を増やした2136字になる。私たち、古典研究者も、古典の本文を作成する場合に、漢字表記には、常用漢字人名用漢字に準拠するところが多いので、注意しなければならない。

■■フロッピー販売終了 朝日新聞 24日

■■常用漢字表素案承認