今、出版界は・・・

●4月9日、半年間、肺ガンと闘っていた、作家・劇作家、井上ひさしは、大きな遺産を遺して他界した。昨15日の朝日新聞には、井上の三女の麻矢さんが父の事を語っている。その記事の隣に、例のアップルのiPadが発売と同時に好調な売れ行きで、生産が間に合わず、日本での発売延期を伝えていた。

●今日の朝日新聞では、村上春樹の『1Q84』第3巻が、16日新潮社から発売されたが、初版50万部で、さらに20万部の増刷が決定したと報じている。20代の若者が購入しているらしい。その記事の下には、新型形態端末・アイパッドが、出荷が追いつかず、日本での発売が1ヶ月遅れの5月末になる状況であり、此れに対して、出版界ではため息がもれているという記事がある。女性ファッション誌『VOGUE NIPPON』では、iPadの4月発売を予定して、3月発売号と4月発売号のコンテンツを準備していたが、内容を差し替えるか検討しているという。

●今、日本の出版界は、まさに、新たなネット社会に対応しようと動きだしている。

■■アイパッド への出版界の対応