『江戸会誌』 創刊号 に寄せる 重嶺の歌
●今日、古書店から『江戸会誌』創刊号が送られてきた。過日、菊池先生から知らされたものである。明治22年(1889)8月26日、博文館発行、80頁、編集は「江戸会」で、会の幹事は、栗本鋤雲・内藤耻■・高瀬真卿。会費制で、月額10銭。
●執筆者は、【論説門】内藤耻■・前田健次郎・三上参次・饗庭篂村、【制度門】名主官蔵、【風俗門】新井白石、【経済門】高木岳山・萩野由之、【記事門】編集部、となっている。
●巻頭に、江戸城本丸及西丸の詳図・加州侯雪献上之図があり、続いて祝詞として、勝安房・鈴木重嶺・佐々木弘綱の歌を掲げている。
□朝寝かみかきあけ城をおほきみの はなのみやこと成しし神哉 勝安房
□思ひおこす人しあらすは大江門の むかしのさまをたれかしるへき 鈴木重嶺
□大君を千代田とかねてあつま照 神や都にさためましけむ 佐々木弘綱
■■『江戸会誌』 創刊号 表紙
■■ 勝海舟・鈴木翠園・佐々木弘綱 の歌
■■『江戸会誌』 創刊号 目次