最後の 農林22号

●昨日、身延町からぺりかん便が届いた。宅急便ではなく、〔ぺりかん便〕である。長年、〔日通〕に勤務していた、同級生の長田君からのもの。中身は新米、袋には「農林22号」と書かれていた。夜、お礼の電話をしたら、早川の冷たい水で育てた米だから、コクがあるよ、と言う。定年後、農業を始め、毎年毎年、野菜や果物や米などを、小学校の幼馴染に送ってくれる。その度に、故郷の香りと友の温かさを噛み締めている。

●長田君は、電話の向こうで、農業は、今年で辞めるという。耕運機を活用してはいるが、やはり、細かいところは手をかける。田の草取りなど、腰に負担がかかるらしい。長い間の労をねぎらう言葉を贈り、心からのお礼を伝えた。

●故郷の友は、毎月26日に集まって、歓談し、英気を養っている。現在は7名だと言う。年1回は、夫婦2人の計14人で旅行をしている。もう長く続いている。素晴らしい友の生き方を、羨ましくはあるが、誇りに思う。

●こちらの同級生は、これも、昨日、望月君と斉藤君から電話が入り、来週、渋谷で会うことになった。何時までも幼き頃の友はいい。春になり、暖かくなると、皆皆動き出す。今年の啓蟄は3月6日だった。今年も桜の花が楽しめそうである。

■■長田君の丹精こめた 農林22号

水稲品種情報:農林22号