電子書籍ルール 作成スタート

●今日の朝日新聞によると、文部科学省経済産業省総務省と連携して、本や雑誌を専用端末で読む電子書籍の今後の対応に関して、ルール作りの懇談会を設置し、検討に入ると言う。国会図書館日本文芸家協会日本書籍出版協会・グーグル・専用端末メーカーなどが参加するらしい。アメリカなどは、アマゾンやアップルなどの民間が主導権を握って争っているが、日本は国主導で、著者や出版社の権利保護に対応するらしい。今度の、民主党の政権は、こういう、新しいメディアやIT関連への取り組みも、自民党時代に比較して、積極的な感じで、大変結構である。

国立国会図書館は、蔵書約900万冊のうち、約90万冊を来年3月までに電子化を終える予定だと言う。この電子データは、是非とも活用できる方向で進めてもらいたい。新しい文明の利器は、大いに活用すべし。

●私は、平成17年(2005)に定年退職したが、まず、心配だったのは図書館利用の事だった。しかし、この前年頃から、国会図書館のネット利用が拡充し、以来、私は、大学の図書館にも国会図書館にも殆ど行かずに目的を果たしている。有り難いことである。

■■電子書籍流通のしくみ  朝日新聞、2010年3月14日