光ファイバー・CCD

ノーベル賞 自然科学系、物理学の分野で、中国生まれのチャールズ・カオ博士(75歳)が受賞した。博士はインターネットを支える光ファイバーの実用化に道を開いたという。博士は、光信号の伝わり方を丁寧に計算して、極めて高純度のガラスならば、100キロ以上離れていても通信が可能であると予言したと言う。

●ウィラード・ボイル博士(85歳)と、ジョージ・スミス博士(79歳)は、デジカメなどに使われている電荷結合素子(CCD)の基礎技術を発明したと言う。この3人の優れた叡智のおかげで、私達は大変な恩恵を受けている。これらの実用化には、日本の企業、住友電工ソニーの貢献が大きいと言うことで、これも誇らしい。

●私など、原理は全くチンプンカンプンであるが、光伝導の実用化に道を拓いた、これらの方々に感謝して、その恩恵を受けている。デジカメの画素数が次々に更新される状態にワクワクしていた。デシカメに懐疑的だった私は、平成12年、ニコン、COOLPIX990を手にして満足した。しかし、以後、D100からD300まで、さらにF6も含めて、最新の性能を持つカメラを使用することができた。本当に有難いと思う。

■■朝日新聞 2009年10月9日

■■NIKON F6