JR 品川駅の変貌
●今日は、久し振りに品川へ行った。平素は品川へ行っても、殆どが高輪口であるが、初めて港南口で降りた。すごい変貌振りであった。何か、千葉も大宮も、皆、同じようなパターンの開発デザインである。アトレ品川から、アレア品川のビルに回り、5Fへ。
●「デジタルものづくり 2009」(日経ものづくり 主催)セミナーを聴講するためである。13:00〜「金型職人の大量退社が会社を変えた」講師は、斎藤金型製作所 代表社員 斎藤輝彦氏。45分間、パワーポイントを上手く使って、魅力的な講演であった。金型職人20名が一気に退職して6人になった。社員200名の会社が30人になってしまった。しかし、注文は大量にある。この緊急事態をどのようにして乗り切ったか。斎藤氏の淡々と語る言葉の背後に、並々ならぬ緊迫感を思った。2次元CAD・3次元CADを駆使して仕事をこなしてゆく。私が感動したのは、CAD・CANを使いこなして、しかもCADに振り回されない、職人根性、職人の知恵であった。斎藤氏は図面にとらわれない、アドリブの重要性を説いておられた。社の苦境の中で学んだ尊いものであろう。因みに、斎藤輝彦氏は、仮名草子作者、如儡子・斎藤親盛14代の後裔である。
●斎藤氏の次は、オートデスクの塩沢豊氏の「2Dと3Dの融合を加速するデジタルものづくり」であった。デジタル時代のものづくりの最先端の情報を吸収しようと200名の聴講者は真剣な姿勢であった。私は最前列で、デジタルの世界に聞き入っていた。