長谷川卓 『北町奉行所捕物控 雨燕(あまつばめ)』

●長谷川卓の最新作『北町奉行所捕物控 雨燕(あまつばめ)』(時代小説文庫、619円+税、2008年9月18日、角川春樹事務所発行)が出た。私は長谷川卓のファンで、これまでの作品の大部分を読んでいる。長谷川卓は、80年に『昼と夜』で群像新人文学賞を受賞、翌81年、『百舌が啼いてから』で芥川賞候補となっている。

●その後、時代小説を書きはじめ、いずれも、よく調べ、斬新な発想と練り上げられた構想で展開されるストーリーは、多くの読者に愛されている。

●最新作『雨燕(あまつばめ)』は、今日求めたが、これから、しばらく楽しめそうである。