図書寮文庫所蔵資料目録・画像公開

●昨日、「菊池いろいろエッセイ」に、次のように書き込まれた。今日の朝日新聞の夕刊でも報じられた。
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宮内庁書陵部図書寮文庫の古文書・写真など約1万点がデジタル画像で公開された。
図書寮文庫所蔵資料目録・画像公開システム
http://toshoryo.kunaicho.go.jp/
トップ画面のギャラリーには、琵琶譜・帝国議事堂写真・濃尾震災被害状況写真帖・巴里万国博覧会写真帖・大坂城櫓写真種板・磐梯山噴火写真しかないが、検索すれば、
幟仁親王御筆「五箇条御誓文」(慶応4年3月)
http://toshoryo.kunaicho.go.jp/Viewer?contentId=1266
伏見天皇宸筆『伏見天皇御集』(夏・広沢切)
http://base1.nijl.ac.jp/iview/Frame.jsp?DB_ID=G0003917KTM&C_CODE=0020-39816
新古今和歌集』(残欠本・巻18(雑歌下))鎌倉期写(伝藤原良経筆)
http://base1.nijl.ac.jp/iview/Frame.jsp?DB_ID=G0003917KTM&C_CODE=0020-39815
この他、『伊勢物語』『源氏物語』など古典文学のそれぞれについて多種類の写本・版本が見られる。
残念なのは、図書寮文庫に何という本があるのか、その一覧がネットではわからないこと。宮内庁書陵部編『和漢図書分類目録』もデジタル公開してもらえないものだろうか。
菊池真一 いろいろエッセイ】
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国文学研究資料館のデジタル資料でも、かなり公開されていたが、さらに便利になった。私も何回か閲覧に行ったが、手続きがあって面倒ではあった。朝倉治彦先生や岩田光子先生は、若い頃は日参して調査・研究されていたと伺った。
●日本の日記文学を考える時、書陵部の『とはずがたり』の公開は画期的だったと思う。玉井幸助先生の御努力のお蔭であるが、この書の出現で日記文学の定義に大きな変化をもたらした。私は、日記文学の定義について考えていたが、『とはずがたり』の公開は、有り難かった。それが現在は、デシタル情報として、ネット上で閲覧できる。
朝日新聞 11月2日 夕刊

■図書寮文庫所蔵資料目録・画像公開システム

■『とはずがたり』巻頭 国文学研究資料館