大学の入口と出口

●今日の朝日新聞は、「進学特集」を組んでいる。現在、少子化などの影響で、大学の定員割れの傾向があり、地方、短大などが苦戦を強いられている。4年制大学でも定員を確保するのが難しく、閉鎖もやむを得ないという傾向が報じられている。私も現役の頃から、この問題には悩まされていた。大学としては、良い学生に入学して貰いたい。学生の側としては、卒業の時、就職に有利な大学が望ましい。いわゆる、入口と出口の条件である。

●今日の特集で、「未来をひらくサポート」として、上田市にある長野大学昭和女子大学が取り上げられている。長野大学は公務員志望コースを設けて対応しているという。昭和女子大学は「メンターフェアー」を毎月2回開いて、社会人女性が10人来学して、学生の相談相手になって、様々な経験を踏まえた立場から相談に応じているという。学生は、まだ経験したことのない実社会の生の声を聞き、就職への心構え、準備をする。実際に働いている女性350人が対応しているとのこと。昭和女子大学の就職率は、女子大ではトップクラスである。このような地道なサポートがあって、実績を上げているのだろう。

朝日新聞 10月23日