『考える人』 特集・自伝、評伝、日記を読もう

●『考える人』2008年夏号(新潮社)が「特集 小説より奇なり 自伝、評伝、日記を読もう」を掲載している。いずれもね面白い内容であるが、インタビュー 橋本治の「日本人にとって日記とは何なのだろう」が、分かりやすく、日本の日記を歴史的に述べていて面白かった。

●アンケート 私の好きな自伝、評伝、日記 は、現在活躍中の31人へのアンケートで、それぞれに参考になる。

●私としては、日本古典の諸作品がもう少し出るかと思ったが、もっと手近な作品が多かった。まして、現在のところ、いまだ十分に評価されていない『井関隆子日記』は登場しなかった。あと10年、50年経つと、あるいは、誰かがピックアップするかも知れない。人間の歴史が楽しみである。

■『井関隆子日記』→http://www.ksskbg.com/takako/index.html